備後ワインクラブ活動にて、参加者の皆さんに摘み取ってもらった福山産ぶどうを使って作るワイン「福乃山」醸造の進捗報告記・第2弾。
前回の記事に引き続き、「福乃山」のその後の様子をお伝えします。
まず、これが前回の報告記でも掲載した画像。タンクの中の液体を写しています。果皮の交じった果汁が綺麗な紫色に染まり、ワインとなりつつある状態を先日お伝えしました。
それから少し経ち、発酵工程もひと段落しました。ワイン作りの次の工程にすすみます。
まずはプレス作業の様子。プレスとは一言で言うと、種や果皮に残った液を抽出する作業です。この作業により搾る液のことを「プレスラン」「プレスワイン」と呼びます。プレスワインにはタンニンや色素などが多く含まれるため、赤ワインの醸造にとってこの工程は重要な作業です。
一枚目の画像はタンクの上から写した画像。二枚目の画像は絞り出される液体を写したものです。
この作業により、果皮などの固形物と分離された液体だけが抽出できました。
次に「おり引き」という作業です。発酵の後のワインは濁っているため、ワインの清澄化のため、タンクの底部にたまっていく澱(おり)と上澄みのワインを分別していきます。
下の画像は、澱のある濁った部分と澄んだ上澄みの部分を確認している様子です。濁りの程度を目視で確認しながら慎重に行います。
このあと、いよいよ熟成工程を経て、待ちに待ったワイン「福乃山」の完成となります。