備後ワインクラブ体験コンテンツのトリを飾るのは「ワイン塾」。
福山市霞町「福山わいん工房」にて開催、同工房の古川代表に講師役を務めていただきました。
当日のテーマは「ワインの基礎知識と日本ワインのこれから」。ワインの基礎知識を学ぶことに加え、内容盛りだくさんの会となりました。
先般、参加者の皆様に対し、備後のワインに合うおつまみや料理のレシピを募集しました。
その中から商品化対象として選ばれたのは、福山市の特産品である鞆の浦の保命酒粕を用いた創作レシピ「美肌とワインのおつまみ~酒かすチーズ風」。酒粕とクリームチーズをベースに、ナッツ類・香辛料を混ぜた、ご家庭でも簡単に作れるおつまみです。
これを、入船町のフランス料理レストラン「ヌーヴェルヴァーグ」の高田シェフにご協力を頂き、レシピ通りに調理してもらいました。また、高田シェフのアレンジを加えた同品も合わせて試食しました。
オリジナルのものは、保命酒粕の味がダイレクトに伝わり程よい甘さで美味しいとの評価。アレンジされたものは、少し塩気があってワインに合う、という声もありました。
なお、ヌーヴェルヴァーグでは、「美肌とワインのおつまみ~酒かすチーズ風」をアレンジした商品を、3月8日(金)~ 3月21日(木)の間、ディナーの2000円コース(13品)、2500円コース(26品)、3000円コース(33品)のオーダービュフェの一品として提供されるそうです。
市内飲食店とのコラボレーションが実現し、事務局としてもうれしく思っています。
まず、赤ワインや白ワイン、スパークリングワインの製法を学びました。
参加者は真剣に聞き入り、関連した質問が活発に出ました。ワインの開け方、たしなみ方、グラスの管理、ワインの管理などです。
「コルク栓を抜く際は、斜めに刺してねじっていくと開けやすい」「コルク栓のワインは長期保存をするならばコルクの内側を湿らせること」など、 古川代表より専門家ならではの回答を頂きました。
その後、輸入ワインと日本ワイン、ソムリエの役割、ワイン特区といった内容にも及ぶなど、専門的な話にも興味津々。
ワインを楽しまれる方へのメッセージとして「人によって、おいしい・おいしくないという判断がそれぞれある。もしワイン選びに失敗しても、『おいしくなかった』で終わらず、『自分には合わなかった』『でも、●●と一緒に飲めばおいしいのでは』など、いろいろとチャレンジしてほしい。『次はおいしいかも!』という楽しみを見つけてほしい」と古川代表。
最後に、備後圏域におけるワイン・リキュール特区の話の中で、特区を利用してリキュール製造を始めようとする方も出てきている、という業界の動向なども教えていただきました。
講義がひと段落した後、 事務局からのサプライズです! 福乃山ワインを原材料としたジェラート「福乃山ワインジェラート」を前述のヌーヴェルヴァーグ・高田シェフに特別に作っていただき、皆で試食しました。
ワインのほのかな香りと風味が感じられ、とても好評でした。
今回のイベントが、備後ワインクラブ体験コンテンツの最終回だったため、これを機に参加者の皆様からご意見やご感想をいただきました 。
今回の備後ワインクラブのそもそもの趣旨は、備後圏域のワイン文化の醸成を図ることでした。参加型コンテンツに熱心に参画くださった皆様からたくさんの意見を頂き、事務局として、事業に手ごたえを感じました。
併せて、ワインを切り口にした地産地消や地域活性化の可能性を実感しています。
参加者の皆様、ご参加ありがとうございました。そして事業を一緒に盛り上げていただきましたことを心より感謝しています。