備後ワインクラブ発足後、2回目の活動となる「ぶどう園での収穫体験&ワイナリー見学会」その2。
午前中に福山駅へ集合し、貸切バスで瀬戸町の「備後ワインクラブ専用ブドウ園」へさっそく移動。前回に引き続き、ワイン醸造用ブドウの収穫体験を行いました。
9月に収穫作業を体験した際の瀬戸町の圃場は、ブドウの木にまだ葉が付いた状態でした。
今回は、葉もすっかりなくなり木が寒々とむき出しになった圃場で、来年のブドウ育成のための剪定作業を行いました。
当日は天候もよく、皆さん汗だくになりながらの作業でした。
枝の根元から数えて、二番目の新芽以降の枝を切り落とします。
作業を終えた後は霞町のワイナリーに移動。
ワイナリー二階の福山わいん工房のレストランでランチ。福山市産のスパークリングワインがのどの渇きを癒します。
福山市産バラの酵母のパンとワインを飲みながら、しばし談笑。古川オーナーからワインのたしなみなどのレクチャーも受けました。
ランチの後は1階のワイナリーで、コルクについてのレクチャー。
続いて打栓体験。空瓶を置く位置やコルクを押す力、タイミングなど、皆さん慎重にやっていました。
さらに、コルクへのワイヤー掛け作業。スパークリングワインなど、中の圧力でコルクが飛ばないよう、しっかりとワイヤーをねじって止めます。
最後にエチケット(ラベル貼り)体験。マイボトルの出来上がり!
皆さん、慎重な作業が終わり、安堵の表情!
次に2階に移動して、参加者の皆さんが9月に収穫したマスカット・ベーリーAが熟成している樽の部屋へ。
古川オーナーからルミアージュ作業についての説明を受けました。
ルミアージュ作業とは、瓶内二次発酵によって生じた澱を取り除くため、穴の開いた専用の板「ピュピトル」に瓶を逆さにした状態で斜めに挿し、それを一日1/8づつ回しながら徐々に倒立させていき、瓶口に澱を集める作業のこと。
シャンパン作りのなかでも最もデリケートな作業といわれています。
樽部屋の見学後、再びレストランへ。
引き続きワインについての座談会。古川オーナーからは「今後の福山ワインの展開」についての話があり、「市内各所のレストランで福山産ワインを飲んで欲しい」などの要望がありました。
そして最後に!
「皆さんが収穫したマスカット・ベーリーAの品質が特に良かったので、今年はタンク内熟成をせず、樽内熟成を選びました。楽しみにしていてください」との、嬉しいメッセージを頂きました。
約2年後の出来上がりを楽しみに! ワクワク!